旅人の読書ノート
2年にわたる世界旅行中に読んだ本の書評。本にまつわる旅行のエピソードを添えて。
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【2008/10/07 00:40】 |
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聖なる予言 - ジェームズ レッドフィールド (著)
聖なる予言
聖なる予言
ジェームズ レッドフィールド (著)

 紅海の楽園、エジプトのダハブで読んだ本。(ダハブの写真はこちら

 2週間プチ沈没した、セブン・ヘブンという安宿の本棚で見つけた。

 スピリチュアルな本を読んだのは、この本が初めてだったので、読み始めはちょっと戸惑ったけど、同じ宿に泊まっていた日本人の女の子が大絶賛してたので、がんぱって読んでみた。

 話の中盤では、「(必然的に起こる)偶然の一致」とか、「エネルギー中毒・奪い合い」など、私にとって新しい見識に興奮した。

 しかし、ニューエイジ、アルタネティブとはいえ、全体的には、キリスト教をベースにした文化で育った人間の発想になっていて、残念に思った。

 悲しくも、この本以降、他にスピリチュアル本は読んでいない。でも、この本はとても面白かった。確かに、人との関わりあい方については、面白い見識が伝えられている。すぐに実践でき、役立つものばかりだった。

 ところで、私はシナイ半島が大好きである。もう2回行っているけど、また何回でも行きたい。世界のあちこちのサンゴ礁でスノーケリングしたが、紅海のサンゴ礁が一番きれいだった。シナイ半島の岩山砂漠も大好きだ。海辺の観光客慣れしたエジプシャンと、砂漠のベドウィンも(まあまあ)好きだ。今度あそこに行けるのはいつだろう。

 
【2005/07/07 17:50】 トラックバック(1) | コメント(0) |
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Life of Pi - Yann Martel (著)
Life of Pi: A Novel
Life of Pi
Yann Martel (著)

 話の始まりに、
「神の存在を信じたくなる話を聞かせてあげる」
とあったので、なんぞやと最期までゆっくり読んだけど、神の存在に関しては、あまり説得力無かった。でも、冒険物語としては、とても面白かった。

 太平洋をベンガル・タイガーとボートで漂流したインド人の男の子の話。話の設定も奇怪だが、広大な海原で遭遇する人間、動物、植物、島、幻想、全てが奇怪である。

 でも、今でも、「この本ってフィクションなのかノンフィクションなのか」と自分でもはっきりしないくらい、とても真実味のあるキャラクターと出来事ばかりである。(少なくとも私にとっては。)

 なんだかんだいってこの本は私の気に入ったので、旅先で出会った人達にこの本を紹介をしたが、話の内容が奇怪なので、誰もあまり理解してくれなかった。

 インドのゴアで一緒だったドイツ人のオリビエと、ハノイで偶然に再会した。嬉しかったので、読み終わったこの本を彼にプレゼントした。

パイの物語
パイの物語
ヤン マーテル (著)

日本語版




【2005/07/07 16:44】 トラックバック(0) | コメント(8) |
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海の都の物語 上・下 - 塩野七海 (著)

塩野七生ルネサンス著作集〈4〉― 海の都の物語―ヴェネツィア共和国の一千年〈上〉
塩野七生ルネサンス著作集〈5〉― 海の都の物語―ヴェネツィア共和国の一千年〈下〉
海の都の物語―ヴェネツィア共和国の一千年〈上〉

海の都の物語―ヴェネツィア共和国の一千年〈下〉

塩野 七海 (著)

 2003年のヨーロッパは異常で猛烈な熱波に襲われた。パリ市内で何千人もの老人が暑さと渇きで命を落としたのはこの夏だった。
 
 その頃のヨーロッパを私は旅行していた。(暑かったヴェネツィアにいたころの写真

 あの暑い夏はとても早く到来した。6月1日ぴったりに始まったのを覚えている。

 パリからベネチアまで南下していった3ヶ月間、毎日毎日、朝から38度の猛暑、夕方には土砂降りの雷雨、夜は暑さと蚊に襲われて眠れなかった。

 ヨーロッパの建物は全て寒い冬仕様に造られているので、暑さがこもり、建物の中にいても外にいても暑くて、逃げ場が無い。

 ヨーロッパのユースホステルには扇風機などなく、風通しも悪いので、夜中でも汗はかきっぱなしだ。その上蚊の襲撃にも遭うので、慢性的な寝不足になる。

 さらに悪いことには、ユースホステルは昼間は泊まり客を閉め出してしまうのだ。夜に寝れないので昼間横になりたいのに、灼熱の屋外に、朝11時から夕方4時まで放り出されてしまう。

 ベネチアに着いたのは8月の暑さ真っ只中だった。夏休みも真っ只中なので、観光客であふれかえっていた。暑さと人の多さにとうとう音をあげて、ロシア行きを決めたのはこの頃だった。

 本の話の前置きが長くなり過ぎてしまった。

 私は塩野七海の本が好きで、「ローマ人の物語」以外の殆ど全部の作品は、旅行前に読破していました。「海の都の物語」は、イタリアのみならずヨーロッパの旅のよいガイドブックとして、旅のお供に持参していました。

【2005/07/07 16:11】 トラックバック(0) | コメント(3) |
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The Da Vinci Code - Dan Brown (著)
The Da Vinci Code
The Da Vinci Code
Dan Brown (著)

 米国だけでなく世界中で、とにかく誰もが読んでいた本なので試してみた。

 アルゼンチンはブエノスアイレスの大きな本屋さんで買いました。というか、一緒に旅行してた友達が本を返品したら、返金はできないけど、交換はできる、と言われたので、とにかく何でもいいから、と急いで選んだ本でした。
 
 さすが、売れるように書かれた本だけあって、読み出すと止まらない。いったん本を開くと、寝れないし、どこにも行けない。あっという間に読破してしまった。

 キリスト教の知識がないと楽しめない内容です。私はキリスト教の知識はあるけど、キリスト教を信じていないので興奮はしなかった。話はそれますが、海外に行く人や国際人を目指す人は、是非、宗教の勉強して下さい。宗教の知識は外国人の心理を知る上で重要です。宗教は信じなくてもいいけど、知識として知っていれば、とても役立ちますよ。

 事件はパリ、ニューヨーク、ロンドンと、世界を舞台に書かれているが、著者がアメリカ人なので、アメリカが全ての基準になっていて、げんなりさせられた。例えば、パリのシャンゼリゼの華やかさを説明する為に、ニューヨークの5番街が引き合いに出している。

 文章表現も、現代アメリカ的で、全てが明快な文章で表されていて、「行間を読む (Read between the lines)」といった推測作業は要らない。だから英語でもずいぶん読み易いので、英語で読書を始めたい方にはオススメです。
ダ・ヴィンチ・コード (上)
ダ・ヴィンチ・コード (下)

ダ・ヴィンチ・コード (上)
ダ・ヴィンチ・コード (下)
ダン・ブラウン 著

日本語版





【2005/07/07 15:17】 トラックバック(0) | コメント(0) |
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To Kill a Mocking Bird - Harper Lee (著)
To Kill a Mockingbird (Perennial Classics)
To Kill a Mockingbird - Harper Lee (著)
 
この本はチリで手に入れて、ブラジルで読み始めて、パナマで読み終えた。

 1930年代のアメリカ南部の小さな町が舞台の、人種・社会差別を題材にした小説。子供の目を通して、大人社会の理不尽な差別を描いた、ピュリッツアー賞受賞作品。

 総売上3百万冊以上のベストセラーで、映画化もされている。英語を話す人なら誰でも知っている一冊だ。アメリカでは学校教材にも使われている。

 その割には、アメリカの人種差別の状況は、まだまだひどい。この何十年かでだいぶ改善されたとはいえ、人種間の不信感や格差、隔離は今もなお根強く受け継がれている。

 アメリカの人種差別はひどいけど、アメリカの外はもっとひどい。

 いろんな国を旅行してきて、いろんな国の人から、肌が黄色いことで差別・軽蔑されてきた。

 だから、世界的にみて、アメリカの有色人の人権保護は、「まし」な部類に入る。アメリカがましな国に分類されるなんて、世界の人種差別はすさまじくひどい、ということだ。
 
日本語版
アラバマ物語 ハーパー・リー (著)

【2005/06/30 17:25】 トラックバック(0) | コメント(0) |
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